萎縮性膣炎とは?若い世代でも発症する?症状・原因・セルフケアを専門医が解説

「デリケートゾーンが乾燥してヒリヒリする」「セックスすると痛みや出血がある」。そういったお悩みには、“萎縮性膣炎”が関係しているかもしれません。
萎縮性膣炎は更年期以降に多い膣の炎症ですが、産後や授乳中、ピルの長期間の服用、ストレスや体調の変化などをきっかけに、20〜30代でも起こりうる症状です。
この記事では、萎縮性膣炎の症状・原因・治療方法、そして今日からできるセルフケアについて医師監修のもと解説します。
【記事監修医師】喜田直江
なおえビューティークリニック院長
平成13年 京都府立医科大学卒業後、産婦人科医として多数の分娩・手術症例を経験。
平成15年 形成外科医として、形成外科の基本から縫合の技術まで幅広く習得。
平成18年 大手美容外科にて美容外科・美容皮膚科全般を習得。とくに婦人科系の美容手術は、日本でも有数の症例数を誇る。
平成23年10月、東京銀座でなおえビューティークリニックを開院。美容婦人科治療専門クリニック。
TV、雑誌など多数のメディアに出演中。日本形成外科学会会員、日本性科学会会員、日本抗加齢医学会会員、ビビーブ認定医、ウルトラヴェラ認定医。
※記事内で紹介する製品は、医師が推奨しているものではありません
注)「ちつ」の解剖学的に正しい表記は「腟」ですが、この記事では一般的な表記である「膣」を使用します。
Index
萎縮性膣炎とは?
萎縮性膣炎とは、女性ホルモン(エストロゲン)の低下によって膣の粘膜が薄くなり、乾燥して、傷つきやすくなることで炎症が起こる状態です。
膣は本来、うるおいを保つことで外的刺激から粘膜を守り、膣内環境を整える自浄作用を備えています。
しかしエストロゲンが減少するとこの働きが弱まり、乾燥や痛み、かゆみなどの不快感が生じやすくなります。
また、膣粘膜が薄くなると摩擦に弱くなり、日常生活の刺激や性行為でも痛みを感じやすくなります。
萎縮性膣炎の症状

- 膣の乾燥・かゆみ・ヒリヒリ感
- 性交痛
- おりものの変化・軽い出血
- 膣カンジダ症、細菌性膣炎
- 頻尿・尿意切迫感
萎縮性膣炎では、膣の粘膜が薄く・乾燥することで、さまざまな不快感が現われます。
膣の乾燥・かゆみ・ヒリヒリ感
外陰部や膣まわりが乾燥すると、下着との摩擦でもヒリつきを感じやすくなります。
軽いかゆみやチクチクした違和感から始まり、炎症が進むと赤みや痛みを伴う場合もあります。
性交痛
膣粘膜のうるおい不足により膣の伸びが悪くなり、性行為の際に痛みを感じやすくなります。「入り口が痛い」「動くたびにしみる」といった違和感が出るケースもあります。
放置すると痛みが強くなるほか、軽い出血を伴う場合もあり、セックス自体がストレスになってしまう方も少なくありません。
おりものの変化・軽い出血
粘膜が傷つきやすくなるため、おりものに少量の出血が混じることがあります。
また、自浄作用の弱まりで膣内環境が乱れ、量・におい・色の変化も現れます。
黄みがかったおりものが続く場合は、細菌性膣炎などを合併している可能性もゼロではありません。
膣カンジダ症、細菌性膣炎
膣のバリア機能が低下すると菌のバランスが崩れ、膣カンジダ症や細菌性膣炎などの感染症が起こりやすくなります。
におい・かゆみの悪化やおりものの変化がある場合は、感染を併発している可能性が高いです。
頻尿・尿意切迫感
萎縮性膣炎に関連する症状として、頻尿・尿意切迫感・残尿感などが挙げられます。
膣と尿道は近いため、膣粘膜の萎縮が進むと尿道まわりも刺激に敏感になり、頻尿や急な尿意が生じやすくなるのです。
萎縮性膣炎の原因は?20代、30代でもなる?

- 加齢によるエストロゲン低下
- 産後・授乳期の一時的なエストロゲン低下
- ピルの長期間の服用
- 抗がん剤・抗うつ薬など、ホルモンに影響する薬剤の使用
- 早期閉経や卵巣摘出
- 強いストレス、急激な体重変化、不規則な生活
萎縮性膣炎の主な原因は、エストロゲン分泌の一時的または恒常的な減少です。
更年期はエストロゲン分泌が低下する代表的な時期ですが、実はホルモンバランスが揺らぐ時期は年代を問わず存在します。
そのため、萎縮性膣炎は更年期特有の症状ではなく、20〜30代でも起こりうるトラブルといえます。
「年齢的に関係ないはず」と思っていると炎症を見逃しやすいため、乾燥やヒリつきなどの違和感が続くときは、早めのケアを検討しましょう。
萎縮性膣炎の対策・治療方法
- 保湿剤や潤滑ゼリー
- 対症療法
- ホルモン補充療法
- レーザー照射治療
萎縮性膣炎の治療は、症状の程度やライフステージによって選択肢が異なります。
保湿剤や潤滑ゼリー
軽度の症状や、ホルモン補充療法が難しい場合には、膣のうるおいを補う保湿ジェルや潤滑ゼリーが治療の一環として使われます。
医療機関だけでなく市販でも手に入るため、日常的な乾燥予防のケアとして取り入れやすい方法です。
対症療法
炎症やかゆみが強いときは、ステロイド外用薬やかゆみ止めで症状を和らげます。
自浄作用の低下により細菌性膣炎や膣カンジダ症を繰り返す場合は、抗生剤や抗真菌薬も併用します。
対症療法はあくまで一時的な症状を抑える目的のため、ホルモン補充療法やセルフケアとの併用が行われる場合もあります。
ホルモン補充療法(HRT)
低下した女性ホルモン(主にエストロゲン)を薬で補う治療法です。
膣粘膜に直接作用する局所エストロゲン療法(膣錠・膣クリーム) は、粘膜のうるおいと厚みを回復させるために用いられます。
更年期症状が強い際は、貼付薬や内服薬による全身的なホルモン補充が選択されるケースもあります。
レーザー照射治療
膣内にレーザーを照射して粘膜のコラーゲン生成を促す治療です。モナリザタッチやフェムタッチなどが代表的で、膣の乾燥や性交痛の改善を目的に行われます。
ホルモン補充療法が難しい方(乳がん治療中など)や、ホルモン補充療法に抵抗感がある方にも選ばれている選択肢です。
萎縮性膣炎のセルフケアとおすすめアイテム

萎縮性膣炎は、医療機関での治療とあわせて、日々のセルフケアを取り入れることで症状の予防や緩和が期待できます。
- 通気性の良い下着の着用
- 生活習慣の見直し
- デリケートゾーン専用ソープでの洗浄
- デリケートゾーンの保湿
- 膣マッサージ
膣まわりは角質層が薄く乾燥しやすい部位です。正しいセルフケアで、デリケートゾーンのうるおいを守りましょう。
おすすめアイテム:iroha INTIMATE WASH 【 FOAM TYPE 】

香りは左からベルガモットとビターオレンジ、スウィートシトラス、ダマスクローズとゼラニウム、限定製品よもぎブレンド、限定製品ローズブルーム。

限定製品シトラスノートとミントの香りも発売中。(2026年4月27日現在)
デリケートゾーンのpH値に適した弱酸性の泡タイプソープです。
デリケートゾーンは洗いすぎると乾燥しやすく、萎縮性膣炎の悪化につながる場合があります。
弱酸性の専用ソープに切り替えることで、負担をかけずに清潔さをキープします。
通常のボディソープがしみてしまう方にもおすすめのアイテムです。
おすすめアイテム:iroha TREATMENT LOTION

弱酸性でみずみずしい使い心地のローションです。
肌荒れを防ぐ有効成分*を配合し、乾燥しやすいデリケートゾーンを優しくいたわります。
*グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン
萎縮性膣炎は、外陰部の乾燥やヒリつきが悪化しやすいため、こまめな保湿が欠かせません。
下着との摩擦が気になるそけい部やヒップにも使いやすく、日常的に使うことで乾燥トラブルの予防につながります。
おすすめアイテム:iroha WHITE MILK

こっくりとしたミルクが肌になめらかに広がり、乾燥やキメの乱れによるくすみや黒ずみを防ぐ医薬部外品のミルクです。
デリケートゾーンはもちろん、全身の保湿にも使えるので、乾燥が気になる日のケアにも向いています。
肌表面をなめらかに整えることで摩擦を減らし、刺激を受けにくい状態を保ちやすくなります。
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とろみのあるジェルが乾燥しやすい外陰部をやさしく包み込み、うるおいを補って摩擦による刺激を減らします。
医薬部外品で、肌荒れを防ぐ成分(グリチルリチン酸2K)を配合しているため、敏感なときにも使いやすいアイテムです。
おすすめアイテム:iroha Healthcare インナーマッサージスティック&インナーマッサージオイル

日本で初めて医療機器として承認された、膣マッサージ専用スティックと、合わせて使える100%天然由来成分の膣マッサージ専用オイルです。
萎縮性膣炎では、乾燥だけでなく、周囲の筋肉のこわばりによって痛みにつながることがあります。
膣マッサージは、筋肉の緊張をゆるめ血流をサポートします。
もしかして萎縮性膣炎?婦人科受診の目安
症状が続く場合や「いつもと違う」と感じた際は、早めに婦人科へ相談するのがおすすめです。
特に、以下のようなサインがある場合は一度受診を検討しましょう。
- 膣の乾燥やヒリつき、かゆみが長く続いている
- 性交痛がつらい、出血しやすい
- 黄ばみ・においなど、おりものの変化が気になる
- 排尿時にしみる
- 膀胱炎を繰り返している
- セルフケアを続けても改善がみられず悪化している
萎縮性膣炎は、感染症や他の婦人科疾患と症状が重なることもあり、自己判断が難しい症状でもあります。
医師の診察を受けることで、現在の膣の状態に合った治療や、セルフケアの方向性がわかり、より安心してケアを続けられます。
毎日のセルフケアで健康な膣内環境に
萎縮性膣炎は、年齢に関係なく誰にでも起こりうる症状ですが、日々のセルフケアを積み重ねることで、乾燥や痛みといった不快感を和らげやすくなります。
専用ソープで優しく洗う習慣や、デリケートゾーンのこまめな保湿、摩擦を避ける下着選びなど、できることから少しずつ取り入れてみましょう。
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